サーバー移転時の確認に必須のhosts書き換えが楽になる「HostAdmin Apps」の使い方

HostAdmin App のインストール
HostAdmin App のインストール

ドメインは同じままで、サーバーを移転する場合、暫くの間は新旧サーバー両方でサイトが見えるようにしないといけませんよね。

でないと、DNS切替して移転浸透待ちと新サーバーへのコンテンツアップをしてる間、サイトが見れない期間が発生します。

DNS切替前の状態では、旧サーバー(つまり今のサーバー)はそのまま見れますので問題ないです。が、問題は新サーバー(移転先のサーバー)。

ドメインが同じなので、新サーバーにアップロードした内容は見れません。

普通はhostsを書き換えて作業することになると思いますが、これが結構面倒。hostsファイルはキャッシュが結構効いてるので、頻繁に切り替えながら作業しないといけない(WordPressの移転)時にはかなり大変です。

Chromeの拡張機能「HostAdmin App」を使うと、hosts書き換えがチェックのON/OFFで出来て簡単です。しかも、キャッシュをクリアしてくれるので瞬間的にhostsが切り替わってくれるのですごい便利です。

サーバー移転の時には無いと困る必須の拡張機能になってます、

HostAdmin Apps の使い方

インストール

HostAdmin App – Chrome Web Store – Googleに行ってインストールします。

起動はChromeアプリから

「HostAdmin Apps」 はChromeのアプリとしてインストールされるので、Chromeアプリから起動してください。(Chrome アプリの起動方法が分からない場合)

HostAdmin AppをChromeアプリから起動
HostAdmin AppをChromeアプリから起動

hostsファイルを選択する

「Select Hosts File」をクリックしてhostsファイルを選択します。

HostAdmin App Select hosts file
HostAdmin App hostsファイルの選択画面

画面に載ってますがhostsファイルの場所は以下です。画面はコピーできないので、下のをコピーして貼り付けてください。Windowsの場合はそのままhostsファイルが選択できるはずです。

  • Windowsの場合︙%WINDIR%\system32\drivers\etc\hosts
  • Macの場合︙(/private)/etc/hosts

Macの場合は、このhostsファイルの選択がちょっと大変で、普通ではファイル選択のウィンドウから選択できません。

Macの公式サイトにあるOS X:Finder の検索結果にシステムファイルを含める方法でシステムファイルを検索対象にしてからhostsで検索してください。

ただ、これでも出ない場合があるので、その場合は

  • 「Command」+「Shift」+「G」でフォルダ移動して、/private/etc/へ移動して選択する
  • 「Command」+「Shift」+「.(ピリオド)」を押してシステムファイルを表示可能にして、「Macintosh HD」> 「etc」と移動して選択する

どちらかでやってください。何にしても、ファイルのパスは「/private/etc/hosts」です。

チェックマークの切替で直ぐに反映されます。

現在のhostsの内容が表示されます。左側のチェックマークのON/OFFで切替が出来ます。(以下の画面、たくさん設定されてますが、最初はlocalhostしか無いはずです)

チェックが付いてると有効。外すと無効です。hostsファイルのその行をコメントアウトするかどうかで処理してるみたいです。

チェックのON/OFFで直ぐに反映されるのでChromeを開いたままでWordPressの新旧ログイン画面を行き来したり出来ます。

HostAdmin App チェックで有効/無効を切替出来る
HostAdmin App チェックで有効/無効を切替出来る

HostAdmin Host Editor の使い方

新しくドメインとIPを追加するには、「Editor」を押してHostAdmin Host Editorを起動してください。

HostAdmin App Editor起動
HostAdmin App Editor起動

すでに何かある場合は、一番最後に「IPアドレス(半角スペース)ドメイン」で追加します。

例えば、このサイト(primarytext.jp)なら、

219.94.200.4 primarytext.jp

こうなります。

HostAdmin Host Editor ドメイン追加
HostAdmin Host Editor でのドメイン追加

右上の「SAVE」すればOK。

HostAdmin Host Editor 保存
HostAdmin Host Editor 保存

HostAdmin Host Editor で書き込めない時

HostAdmin Host Editor で 「SAVE」した時に、「Write hosts file failed check permissions. Learn more」というエラーが保存できない場合、書き込み権限がありません。

HostAdmin App Editor 保存できないエラー
HostAdmin App Editor 保存できないエラー

Learn moreのリンク先を開いて、指示通りやってください。

Windows8/8.1の場合は、コマンドプロンプトを管理者で起動します。

「Windows」キーと、「X」キーを同時に押すか、マウスを左下に持っていってWindowsマークを右クリックして、コマンドプロンプト(管理者)をクリック。ユーザーアカウント制御が起動して聞かれますので「はい」を押してください。

Windows8 コマンドプロンプトの起動
Windows8 コマンドプロンプトの起動

以下をそのまま貼り付けて、実行してください。hostsファイルを編集できるようになるので、HostAdmin Host Editorから保存できます。

cacls %windir%/system32/drivers/etc/hosts /E /G Users:W

Windows8 コマンドプロンプト hostsファイルへの書き込み権限の付与
Windows8 コマンドプロンプト hostsファイルへの書き込み権限の付与

Macも同じです。ターミナルを起動して権限を付与してください。

移転先サーバーのIPアドレスの調べ方

ドメインは分かってるので問題ないですが、移転先の新サーバーのIPアドレスが分からないとhostsファイルに書けないです。

移転先のサーバーのIPアドレスですが、大体の場合はサーバーのコントロールパネルの何処かに書いてます。

エックスサーバーの場合

サーバーパネルに入って、サーバー情報の中の「サーバー情報」にIPアドレスが載ってます。

エックスサーバーのIPアドレス情報
エックスサーバーのIPアドレス情報

X2の場合

サーバー管理ツールに入って、サーバー情報の中の「サーバー基本情報」にIPアドレスが載ってます。

X2のサーバーIPアドレス情報
X2のサーバーIPアドレス情報

ミニバードの場合

サーバー管理ツールに入って、サーバー情報の中の「サーバー基本情報」にIPアドレスが載ってます。

ミニバードのサーバーIPアドレス情報
ミニバードのサーバーIPアドレス情報

ValueServerの場合

コントロールパネルに入って、サーバー管理の中の「サーバー仕様」にIPアドレスが載ってます。

ValueServerのサーバーIPアドレス情報
ValueServerのサーバーIPアドレス情報

その他

他のサーバーの場合もコントロールパネルやサーバーの管理画面のどこかに載ってるか、申込時の最初のメールに書いてあるはず。どうしても分からなければサーバー会社に聞けば教えてくれると思います。

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